ベストヒューマスとは
ベストヒューマス(BEST HUMUS:最高の腐植)とは、ドクター・サカイ式によって生産した、栄養腐植および永久腐植物質の総称です。
現在、地力不足に最も必要とされる完熟堆肥の有効成分を、科学的に効率よく施用できるよう考案されたこの方式は、土壌中のメカニズムの新発見から始まり、すべてを自然志向的に行っています。
安全性が高く、健全な農業を育成するための基本となるベストヒューマスの必要性をはじめ、以下にその概要をご説明します。
コストと簡便さに優れた堆肥代替品
農業における土づくりの基本である完熟堆肥は、さまざまな原因によって年々減少しています。こうした背景からも今求められているのが、堆肥より簡単かつ経済的で同様の効能が望める堆肥代替品です。
ベストヒューマスは堆肥を使わず、農耕土壌の表面に直接栄養腐植を生産する方式。その内容は有用菌の選択培養など、科学的要素を十分に発揮しています。その上、自然の土壌中に存在する生存力の強い有害菌を抑制する効果もあります。
◆有用菌について
土壌中の有用菌は、放線菌、細菌、糸状菌に属するものが多く、主に有機物を分解して菌体(フローラ)をつくります。この菌体は土壌の粒子のまわりに付着し、菌体の集団をつくっています。
この集団を「栄養腐植」と呼ぶこともあり、その効果が科学的に証明されているものも数多くあります。
有用菌の働きは有機物の分解だけではありません。フザリウムなどの病原菌を分解し、作物根の成長や栄養の吸収率を高めるなどの作用も持っていることから「栄養腐植」と呼ばれているのです。
また、栄養腐植中の数%は活性の永久腐植として生成されます。
土壌中にいる野生の有用菌だけを培養
ベストヒューマスでは、土壌中の野生菌の中から有用菌だけを選んで培養します。しかも、特殊な選択性溶液を用いることでコストと手間をかけることなく採取・培養が可能です。
培養した有用菌に繁殖用成分を直接加えるか、土壌表面に撒布してから軽く撹拌することによって栄養腐植を生成します。
そして、この方法は下記のような多くのメリットがあります。
【1】
自家または農地の周辺土壌から有用菌を採取するので、ほとんど手間がかからない。また、堆肥舎がなくても現地で培養できる。
【2】
野生菌であるから繁殖力が旺盛。地表にばら撒いた状態でも浸透するので、作業性がよい。
【3】
土壌中に有用菌と活性化した栄養腐植が存在すると、施肥の吸収、利用効率が高くなる。また、有害菌の抑制作用で科学的にも健全な土壌が生成される。
完熟堆肥を科学的に分析すれば、主に発酵菌類の菌糸を単純に培養したものであり、一般的に10aあたり3t以上の施用が必要とされています。 これに対し、ベストヒューマスは有用菌類の胞子を培養したものを、農耕土壌中で適性の栄養源とともに施用する方法です。非常に効率的な方法のため、施用量が堆肥の10分の1以下でも効果を発揮しますし、堆肥のように長期間の堆積を必要としません。
つまり、ベストヒューマスは環境性、省力性、さらに経済性にも優れた堆肥代替品を活用する、まったく新しい農法なのです。
ベストヒューマスの開発背景
現在の日本農業は昔ながらの土づくりを忘れ、農薬や化学肥料に安易に頼り、農耕土壌を著しく悪化させてきました。しかし、土づくりの基本となる堆肥は、その多くが粗悪な上にコストが高く、施用にも手間がかかるため、労働力不足の零細農家では現実的に土づくりも大変困難な状態です。
この問題を解決するために、当社は堆肥代替品であるベストヒューマスを開発し、ドクター・サカイ式農法を提唱するに至りました。 ドクター・サカイ式農法による土壌改良が多くの農地で行われれば、農作物の生産性や品質は向上し、日本農業はあるべき姿へと立ち直るでしょう。
農水省の研究開発支援事業に選ばれています
ベストヒューマスは、平成17年より農林水産省による研究開発支援事業に選ばれています。これは、国がベストヒューマスを堆肥代替品として「地域食料産業などの再生に有効な研究・事業である」と、認めているということです。
